俳句的つれづれ日記



卯の花くたし
2017年05月14日 (日) | 編集 |
この時期の長雨ならば 「卯の花くたし」と呼んでいいだろうか。
雨もきれいに思える。
そして、卯の花というと思い出す和歌がある。

  卯の花の咲くとはなしにある人に恋ひや渡らむ片思にして (作者不詳) 万葉集 巻10‐1989 

優しくて切ない歌だ。 
最後にぽつっと 「片思にして」とつぶやくような語り口がいいね。

「咲くとはなしにあるひと」の解釈については、諸説あるらしい。
「まだ恋も知らないほど若い人」あるいは「好きか嫌いか態度のはっきりしない人」 はたまた 「卯の花が咲くようには心を開いてくれない人」 
……さて、どんな読みがいいでしょうね。
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