俳句的つれづれ日記
本格ミステリか幻想小説か
2016年10月19日 (水) | 編集 |
『暗い鏡の中に』( ヘレン・マクロイ/,駒月 雅子・訳)

語り口が上手いのかなあ、読みやすいです。
謎として提示されているのは、いわゆるドッペルゲンガー現象。
一人の人物が同時に二ヶ所で目撃されるっていう、アレですね。

とりあえず 「合理的な解決」は描かれます。
まあ (この謎を合理的に説明するとしたら、このやり方しか無いよなあ)ってところで、あまり意外性は無い。
しかし、それが真の解決なのかどうかは、はっきりさせられないまま。
「確かにそういう説明はつくけれど、もしかしたら本当に不思議な現象が起きたのかも」という終わり方。

そのあたり、はっきりさせてくれなきゃ嫌だって人には消化不良かも。
カーの 『火刑法廷』 が好きな人ならOK、どんと来い!な作品。

どちらとも決められないラストだからいいんだと私は思いますが。
本格ミステリとしてだけ読むとしたら、やっぱりちょっとトリックが弱いし。


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