猫まち

俳句的つれづれ日記

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乙女の港

母の手術が終わるのを待っていた間に読んだのは川端康成の短編集。
さすがに殺人事件の話とかは読む気分になれなくてー

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『伊豆の踊子』を初めて読んだのは中学生の時だったろうか。
その一冊には他に『十六歳の日記』や『たまゆら』『油』といった短編が収録されていた。
そしてもう一篇、『乙女の港』という作品。

ジュニア向けっぽい本だったから、メインは『乙女の港』だったのかもしれない。
『たまゆら』は、中学生だった私には今ひとつピンとこなかったが、他の作品は好きで数え切れないくらい読んだ。
もちろん『乙女の港』も好きだったのだが、後年、作者が別にいるらしいことを知って、ちょっとショックだった。
連載当時、川端康成に師事していた某新人作家の原稿を加筆や手直しなどしたもので、合作に近いものだったらしい。
もっとも、今となっては完全な詳細など不明だろうし、あの作品は成立過程がどうであれ、やっぱり好き。
ノスタルジックな少女小説だ。

あの本もいつのまにか行方知れずになってしまった。
買っちゃおうかな。
中原淳一の挿絵付きのが復刊されてるらしい。

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