俳句的つれづれ日記



短編小説日和
2013年03月24日 (日) | 編集 |
ちょっと前に読んだものだが、なかなか面白かったので書いておこう。
先日、空港の待ち時間用に買った一冊だ。
『短編小説日和 ~英国異色傑作選~』

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ディケンズやグレアム・グリーン、マンスフィールドなどお馴染みの作家から、ちょっとマイナーな人のものまで幅広く収録されている。
オーソドックス?な幽霊譚あり、ファンタジーあり、ユーモアあり、哀愁あり……といった感じで、作風もまた幅広い。
あー でも「異色傑作選」とあるくらいで、万人受けはしないかもしれない。
私はこういうの大好きだけど。

それぞれ面白かったが、特に印象に残ったのが、この三作品。

「豚の島の女王」(ジェラルド・カーシェ)
 作中にある通り「悪夢のような」話なのだけれど、不思議に切なく胸に響く。

「羊飼いとその恋人」(エリザベス・グージ)
 こちらは読んで胸がぬくもるような話。
 ずっと身内のために尽くして、独身のまま中年になった主人公のミス・ギレスピー。
 ようやく解放された彼女が旅に出て、偶然見つけた「羊飼いとその恋人」の置物。
 そしてそれは……

「花よりもはかなく」( ロバート・エイクマン)
 いい意味で「後味の悪い、不気味な」話。
 容姿にコンプレックスを持つ妻。
 美しくなろうとある店を訪れてから、彼女は徐々に変わってしまう。
 非現実的なのに、妙なリアリティがある。うっすら怖い。
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