咲き始めていた。

まだこんなに暑くても、お彼岸の頃にはちゃんとこうして咲くのが不思議。
20年前、30年前とは気候もずいぶん変わっているのに。
川沿いの道にもきっと咲いているだろうと思って、わざわざ遠回りして出勤した。
が、すっかり草が刈られていて、曼殊沙華の姿もなかった。
いつもなら、刈り残されているのだが。
もしかして、今年はまだ咲く気配もなくて、他の雑草に紛れてしまったのだろうか。
咲くまでは葉もないし、気づかなくても不思議はないが。
遠回りしたら、もう汗だく。
「暑さ寒さも彼岸まで」って、これももう死語だろうか。